NEW!2023年6月 営業時間や料金を更新しました
Muzeum Powstania Warszawskiego
ワルシャワ蜂起博物館
ワルシャワ蜂起博物館への行き方:
(地図クリックで拡大)
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★バス:151, 155, 100 (stops on request)
★トラム:22, 24, 1
停留所名も同じく
「muzeum powstania warszawskiego」 |
<INFORMATION>
●ポーランド語名称 muzeum powstania warszawskiego
ムゼウム ポフスタニア ヴァルシャフスキエゴ
●公式HP https://www.1944.pl/
●開閉時間
火木:休み
月・水・金:8:00-18:00
土・日 :10:00-18:00
最終入場は閉館時間の30分前まで。
(ポーランドの祝日は休みです)
<チケット料金>
大人 :30zł
小人、学割:25zł
とても人気があるため、オンライン予約をおすすめしたいところですがポーランド語のみ、
かつログインするためのアカウントを作らなければなりません(無料)。
施設は時間人数制限制です。
その為、並ぶ覚悟で当日行くのもOKです。今までの経験上だとディズニーランドほど
並ぶことはありません。
<オンライン予約チケット>
いつも並んでいるのでオンラインで予約しておくのがおすすめです。
英語版のページもあります。
→オンライン予約はこちらの公式HPからどうぞ←
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←チケットオフィスは入って正面奥にあります。
事前にオンライン予約してプリントアウトしたものを持っている人はそのまま入れます。
チケットオフィスにもちょっとしたお土産もあるので、時間があったら入ってみてください^^ |
門を通ってすぐ右手にこんな扉があります。
これが入り口です。
時間ごとに入りますので、職員さんが立っています。
行列も出来ているので分かりやすいと思います。
外観も意外と大きくて、レンガ造りが綺麗で素敵なのですが、
入ってびっくりです!!
まるで体感型アミューズメントパークのよう!
TELEFONコーナーでは当時蜂起に参加した人々の話を聞くことが出来ます。
受話器をとると呼び出し音がして、話し始めるのです^^(がしかしもちろんポーランド語です。)
子供のための学習教室もあって、ワルシャワ蜂起は当時の子供も参加しましたから、
今の子供たちにもこの歴史を教えるために怖がらせずに
分かりやすく教えるような教室が開かれています。
オーディオガイドに日本語もあるので、一つ一つ番号が振ってあるところ順に聞いていくと、
不思議なことに全く負の感情は湧いてこず、それどころか、
当時の人々の団結力、生活が活き活きしていてはつらつとしているというか、
“なんだか楽しそうだな”と思うほど。貧しかったり怪我で亡くなった方も多いのですが、
「ワルシャワの人々の絆の強さ」を感じました。
当時の状況を常に把握するために新聞は沢山刷られたそうです。
そのなかの一つを当時の方法で印刷した物がもらえました。
「人々よ!(ポーランド人よ!) 蜂起1日目が過ぎ、今絶好調だ!
まるで私達は独立したようだ! これはいけるぞ!
みんな、がんばろう!!いけいけー!!!」
というような内容の新聞です。
結果的には他の国からの援助が(計画的に?)オンタイムで受けられず、
もらえるはずだった物資が何日も後になってきたとか、
ワルシャワのセントラルに落とせって言ってるのに他の場所にほとんど落ちてしまって、
武器が全然足らなかったり壊れてしまっていたりで役に立たなかったとか・・・
このときの影響もあって市民のそれぞれの国に対する思いは今でも複雑なようです。
当時の医療団の制服、そして病院だったところの展示物。
戦争中って病院は襲撃してはいけないそうですね。ここは明らかにこの赤十字の白旗をあげて
誰がどこからどうみても「病院」である、とわかる場所だったのにもかかわらず、
ドイツ人によって攻撃され、患者はもちろんナース・医者までも殺されてしまったそうです。
救える人までも亡くなってしまったら、負傷者はもうそのまま死ぬしかない、
そんな状況に早々にさせられたのです。
当時の生々しい画像などは子供が簡単に見れないように、こうして井戸のような形になっていて、
上から覗きこまないと見れないようになっています。これはいい配慮ですね。
アウシュビッツも14歳未満の訪問は推奨されていませんので、
ポーランドの歴史は子供には少し刺激が強すぎますね。私にも強いです。
武器も飾ってあり、一部は上においてあるので、触ることも出来ます。
壁や照明、音も演出がそれぞれなされていて、どのブースに行っても臨場感を味わえます。
館内には実は至る所に日めくりカレンダーがあります。
これはワルシャワ蜂起1日目からの66日間毎日何が起きたか、
天候・気温・ヴィスワ川の水深がかかれていて1枚ずつ集めて、勉強にもなりますしお土産にもなります。
私も集めることに夢中になってしまいましたが、これがポーランド語しかないので、
読むのがちょっと大変です。ある日突然ヴィスワ川の水深が(水の高さ?)ががくんと減っている日が
あったりして「この日は何があったんだろう!?」と気になったり、「1日目」「2日目」・・・
と書かれているのだけを見ても、緊張感が伝わってきます。
この紙は、女の子が戦いに行くお父さんに書いた手紙(メモ用紙)なのですが、
左下が破れているのはこのあたったところに銃撃を受けたそうなのです。
しかしこのお父さん、なんと助かったそうなんです。
“この女の子の紙が受け止めた”ということで実物が飾ってあるのですが、
正直に言うと「貫通しているから受け止めてないんじゃないか・・・?」と思ってしまいました^^;
それでもお父さんがちゃんと胸ポケットに入れて持ち歩いていたということに感動ですね!!
難点があるとすれば、まずオーディオを入って2時間しか借りられないということ。
そんなに興味がなかった私でさえ、2時間では全部聞くことが出来ませんでした。
それ位ひとつひとつが面白く興味深く、そして勉強になるのです。
途中でも返しに戻るしかないので、一度入り口まで戻しに行って再度スタート。
ワルシャワ市内いたるところで見られる「PW」のマーク。
碇のマークのように描かれますがこれがワルシャワ蜂起を表すマークとなっています。
今でもなお、人々の心にあるワルシャワ蜂起。
これが誇りとなり、今の文化のもとにもなっているように感じます。
戦争関連の歴史がポーランドは特に沢山あり、
ポーランドといえばアウシュビッツなどの収容所が有名ですが、
ワルシャワ蜂起はもっと身近に感じることが出来ます。
是非訪れてみて下さいね。
ワルシャワ蜂起博物館について
詳しくは公式HP:https://www.1944.pl/をご覧ください。
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