悩みに悩み、2日間かけて決めたパリでのホテル探し。
結局は最初に「ここでいっか」と決めたところに戻ったというオチでした。
そして最後に書いた後日談もこちらからお読みいただけるとこれからの内容がより
「kaoriは一体何言ってるんだ?」から「あぁ、そんなことあったね、だよね」と
分かりやすくなると思うのでお時間がある方は是非。
さて、色々文句をつけて、結局決めたのはいつものヒルトン。
なぜなら、値段が下がって、美味しい朝食が別料金なしでもりもり食べられて、
wifi無料だったから!ほとんどはHHonorsカードのおかげなんですけども。
そして何より、もう悩むのに疲れてしまったから!というのもありました^^;
結果、まずパリのホテル探しとしてファイナルアンサーは、
メトロの駅近くならホテルはどこでもいい !!!
これです。
ヒルトンがあるLa Défense ラデファンスというところは ZONE3 という離れた場所ではあったのですが、
ZONE3でありながらメトロが通っているのです!
おまけに1本でヴェルサイユまでも行けるという便利な場所!
メトロ全線乗り放題、ZONE1-2の乗り物乗り放題のモビリス(1日乗り放題券)が使えた
のでこれが一番嬉しかったです。
説明見てる限りだとモビリスはZONE3は使えないと思っていたのですがラデファンスは使えるのです!
そして凱旋門までもすぐ!
メトロの乗り換えは東京のメトロ乗っている人なら、パリのメトロはなんてことはありません。
東京と同じです^^
★そして観光スポットもパリというのはもう全部観光地なんですね。
こんないろんな区に分かれてて、行く前はさっぱり分からず、地図とにらめっこしてはパンクし・・・
しかし行ったら分かりました。区なんて関係ない!
いろんな所にぽこぽことあるので、いろんなところ周るのなら、
ホテルの場所は本当にメトロの近くならどこでも良いと思います。
では泊まったラデファンス。副都心だそうで、場所は地図だとこんなところです。
メトロ1号線の始発/終点で、ルーブル美術館までも1本でいけてしまうのです!
これはぐるっと観光して、ホテルに帰って来る時にも便利でした。
がしかし・・・事件は起こりました・・・
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実は2日目にこの1号線で停電が起き、正確には電気は消えてないのですが、
パリのメトロって完全に自動のようで車掌さんもいないんですね。コペンハーゲンみたいに。
それで、何故か1号線だけある駅で止まって、また出発しようと走り始めたら「プシューン」と
力をなくして止まってしまったのです。
(実は私は半分寝ていて、いつまでも動かないメトロにおかしいなと主人に聞いたら
そうだったということなのですけども。苦笑)
それから最初の5分間は、乗客も特に気にせず、なんてことないのですが、
10分となると、少しざわついてきます。でもまだそこまで不安な顔は見えてきません。
15分となったとき、とうとういろんな人が動き出しました。
まず鉄道会社の人?が「窓開けてください~」と言って周っていて、
とりあえず酸素の確保でしょうか。ちょっと寒くなりましたが我慢。
それから、緊急ボタンをみんな押すのですが、それも意味はなく。
(さすがに鉄道会社の人も気付いているだろう。)ドアをこじ開けようとしても開かない。
開いたとしても、その駅のホームにはもう一つドアがあったのでホームにすぐには降り立てません。
20分経った時、近くにいた多分日本人の男子学生2人組みも不安な顔をしながら、
周りの人もがやがやしていて、私も「(これこのまま何時間も閉じ込められたらどうしよう・・・)」
なんて思っていたんですけど、そしたらついにアナウンスが初めて流れました!!
そしてドアがこじ開けられるようになり力で開けて急いで出て行く人々。
・・・・・・でもフランス語で何言ってるかわからず、二人でポカンとしていたら、
前に座っていたご夫人(フランス人)が、英語で
「今の分かった?この電車ね、あと10分もすれば動き出すそうよ。
でもほとんどの人は他の線にすぐ乗り換えていくみたい。
あなたたちはどこに行きたかったの?」と聞かれて、
あと2つ先まで行きたい事を伝えたら
「あら、そしたら歩いた方が早いわよ!ねぇあなた?
(ご主人にフランス語で聞く)セーヌ川沿いも綺麗よ^^」
と丁寧に教えて下さり、お礼を言って別れました。
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とんだ災難ではありましたが、普段は滅多に経験できないことだと思うのでこれも思い出の一つとなりました。
また、今回の旅で思ったことの一つに、
「フランス人は言うほど英語を話さない人々じゃない。むしろみんな英語で丁寧に教えてくれる!」
ということでした。
特にこのご夫人の英語はフランス訛りもほとんどなく分かりやすくてとても助かりました。
レストランでも嫌な顔せず英語にすぐ切り替えて話してくれるウェイターさんもいたり、
観光地の警備員さんたちもたまに訛が強くて理解に時間がかかることはありましたが、
前(私の場合8年前)と比べると英語での対応が全然違います。
今回のメトロではご夫人のおかげでセーヌ川も堪能でき、
時間も短縮できたので良い方に出会えてよかったです。
この1号線はしばらく止まっていて、
日中の観光はかなり遠回りしながら乗り換え乗換えで移動したりと
若干時間がかかってしまい行けなかった場所もあるのですが、
夜には復旧していたので無事ラデファンスまで帰ることが出来ました。
(メトロは1号線しか走ってないですからね!)
ということで改めてヒルトンラデファンスの感想は、評価は5段階で3!
「ヒルトンと思わなければいいと思う」です。
ZONE3だとホテルの値段もぐっとさがるので予算としても物価の高いパリでの滞在を考えるといいと
思います。ヒルトンでも観光にはいいかもしれませんが、どちらかというとここはビジネスホテル。
周りもかなりのビジネス街でした。ラデファンスは副都心だそうです。
主人が「うわ、この会社もある!あ!あれも!ここほんとにビジネス街だな」と着いてすぐ言うほどです。
私にはヨーロッパの会社分からないので気付けなかったのですがまさにそのようです。
なのでここで観光ということはあんまりないかな・・・
写真の右にあるのがヒルトンの入っているショッピングモール、
隣に国際展示場!?のようななんだかすごい建物(結局探索しなかった・・・)、
そしてヒルトンの目の前にもショッピングモールがあって、お店はそこら中にありました。
★ヒルトンとして考えると、かなりイメージが違います。
まずホテルがショッピングモールの中にある。
部屋からの眺めもなんてことはなく、ちゃんとカーテンを閉めておかないと
お買い物客から丸見えなので落ち着きません。
出窓があるわけでもなく、まさか本当にここが客室になっているとは思わなかった!
そして口コミにも多かった「たいしたことない」という意見&「exclusiveラウンジがない」件。
これはせっかくのHHonorsカードも威力を発揮しないので、とても残念でした。
ちなみに空港近くのヒルトンならラウンジあるようですが、空港はちょっと観光には遠すぎる・・・
ちなみにCDGはZONE5です。
HHカードの特典の一つに、部屋のグレードアップもあり、
事前に出来るかの質問もしてみたら1つあげてくださったようですが、
それでも今までのヒルトン滞在の中では・・・
部屋は「グレードあがってこれ!?」と思うような、ただベッドがあって、
ビジネスデスクのようなものがついているだけでした。
パリのホテルは一般的にとても狭いと聞きますので、それと比べたら大分いいのかもしれません。
前回調べたときの、1泊1万円近くして13㎡の部屋と比べたら、ここは35㎡なので
広さとしては申し分ないかもしれないですが、ヒルトンでと考えると、これはパリサイズなんでしょうか。
フランクフルトやウッヂは良かったなぁ・・・。
しかし、予約時にすでに確か3番目にいい部屋を予約していて、そのもう一つ上になったということで
ちょっと期待していたのですが、これが4番目に良い部屋だとしたら、
一番スタンダードな部屋は一体どうなってるんだ!?と主人と顔を合わせました。
シャワー、バスタブは別で、リラクゼーションルームという名前だからなのかバスタブ内にランプがつく機能と、
バブルバス?ジェットバス?機能がありました。
しかし、これは一度使用したところ、夜中に勝手にまた電源が入り、びっくりすることが2日連続で起きたので
壊れていたのかもしれません。お湯を抜いたら電源は入らなくなりました。
いきなり夜中にボコボコボコ!!!と始まってびっくりでしたよ本当に!
ジェットバスも説明書がなかったので適当にボタン押してなんとか分かりましたが
普通はつくであろう赤いボタンのランプも付かず、半分ここも壊れているようでした。
またバスローブが汚れていてびっくり!
こんなの初めてですよ!髪の毛が落ちてるとか、埃があるとか、
そういうのはしょうがないところもあると思うので気にしませんが、この真っ白なバスローブにこの汚れ!
しかも内側に何箇所も!
茶色くて、一瞬「(血?)」なんて思ったりもしたんですが、固まってて落ちずこれは使いませんでした。
わざわざ交換してまで使いたいわけでもなかったので、使いませんでしたが
きっと言えば交換してくれたと思います。
壁も塗装が落ちていたり、バスタブの手すりが壊れていて外れたりと、
古いホテルなのかなと思うような設備でした。
アメニティは、2泊しましたが2日目にきっちりそろえてくれたのですが、
おかげで1日目にはあるはずのクシや一部の石鹸が初日に用意されていなかったことに気付きました。
コップもガラスコップとマグカップがあったのですが、マグカップが初日は1つしかありませんでした。
ケトルにも水が残っていたので、部屋の準備はかなり適当に感じましたよ。
ただ紅茶のティーバッグの種類と角砂糖、クッキーが置いてあったのは嬉しかったです。
水も2本ありました。
そして一番の目的は朝ごはん!
朝食はいつものヒルトンどおりで美味しかったです。
ただパンケーキはありませんでした。
朝食付きのホテルでもコールドブレックファストが主流と言うパリのホテルとしては、
朝食がしっかり、しかも美味しいものを好きなだけ食べられるという点ではヒルトンは良いと思います。
やっぱりパリの物価が高くて、「朝食はその辺のカフェで」なんて言っていましたが、
いくら朝食セットがあったとしても毎日2人分の追加となるとかなり大きな差がでると思います。
(主人は良く食べるので余計ですね)
ホテルのブッフェが一番!
ということで愚痴が多くなりましたが、ラデファンスという場所はいいけど
ヒルトンとしてはおすすめしないホテルとなりました。