★ルブリン中央駅からマイダネク収容所までの行き方★
(2015/01/02現在)
=====2019年4月下旬更新=====
ポーランドにあるナチスによるユダヤ人収容所といえば
クラクフから行くアウシュビッツ収容所とビルケナウが有名です。
観光地としてもとても人気があり、毎年世界中から多くの旅行者が訪れています。
クラクフは日本人にも人気があるので、クラクフに来たならと
ついでに行く方も多いかと思いますが、
歴史が好きな方・過去の実際あったもう二度と繰り返してはいけない過ちに
興味がある方・ポーランドに興味がある方には
是非このルブリンにあるマイダネク収容所も訪れてみてください。
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マイダネク収容所・・・それは絶滅収容所。
-ナチスは大量殺戮を効率的に行うために絶滅収容所を建設しまし た。 主に拘留施設や労働施設として利用された強制収容所とは異なり、絶滅収容所(「死の収容所」とも呼ばれる)は大量殺戮自体を主な目的としていました。 ドイツの親衛隊と警察は、絶滅収容所にて有毒ガスによる窒息または射殺により270万人近くのユダヤ人を殺害したのです。ホロコースト百科事典より
–アウシュビッツ・ビルケナウ
ゾンダーコマンドとして知られる特別な作業チームに選ばれたわずか数人を除き、絶滅収容所に到着した移送者のほぼ全員が直ちにガス室に送られまし た。 最大の絶滅収容所はアウシュビッツ・ビルケナウ収容所で、1943年の春までに4つのガス室(ツィクロンB有毒ガスを使用)が稼働していました。 移送者数が最も多い時期には、ポーランドのアウシュビッツ・ビルケナウ収容所で毎日6千人ものユダヤ人がガス室に送られていました。 1944年11月までに、ここでは100万人以上のユダヤ人と数万人のロマ族、ポーランド人、ソビエト人捕虜が殺害されました。ホロコースト百科事典より
-マイダネク
多くの学者が伝統的にマイダネク収容所を第6番目の絶滅収容所としていますが、最近の研究によりルブリン/マイダネクの機能とそこでの作戦がより明 らかになりました。 ラインハルト作戦の枠組みの中で、マイダネクは主に強制労働のためドイツ人によって一時的に殺害を免れたユダヤ人を収容する役割を果たしていました。 ときには、ベウジェツ、ソビボル、トレブリンカのラインハルト作戦収容所で殺害できなかった犠牲者を殺す虐殺拠点として機能しました。 また、絶滅収容所でユダヤ人犠牲者から没収された所有物や貴重品の貯蔵所もありました。 ホロコースト百科事典より
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ルブリン中央駅外観
<予備知識>
ワルシャワ中央駅の正式名称はポーランド語で
「Warszawa Dworzec Centralny(略してDw.Centralny)」
ルブリン中央駅の正式名称は
「Dworzec Kolejowy Lublin Główny」と言います。
Dworzec Kolejowyは電車・列車という意味があり、
Głównyは「メインの」と言う意味です。
(クラクフも kraków główny といいますね!)
ワルシャワからは、すべてTLK(中距離列車です)の利用で
7:10発-10:26着
9:10-12:18
・・・
と大体2時間おきにあります。
ルブリンからの帰りは、
ルブリン中央駅15:15発-18:55ワルシャワ中央駅着
17:45- 20:50
・・・
とあります。(2019年4月更新)
時刻表は簡単に調べられますから、
PKP(日本でいうJRのようなもの)のこちらのHPから調べてみて下さい。
毎年時刻は変わります。
z(from) が出発地(warszawa centralny or kraków główny or Lublin)
do(to) が行き先です。
またチケット料金も見ることが出来ますので試しに見てみてください。
料金は出発日が近いほど高くなりますので早く買うことをおすすめします。
さて!では始めます!ルブリンに着きました!
IC(インターシティ)やTLKをつかってルブリン駅に到着したら、
まず、お手洗いをすませておきましょう。
これはとても重要です。
もしくは列車内のトイレですませておくのも手です。
トイレは外に出るとなかなかありません。
駅からトイレ(WC)の目印をもとにたどっていくと、
出口出てから右、階段を下りたところにあります。
トイレの利用料金は一人2.50złです。
人がいますので、入る前に支払います。おつりもくれますが、
カード払いは出来ませんので、小銭の準備を!
2019/04現在はトイレットペーパーは中にありました!
さて、改めて駅前に出ます。
するとすぐ目の前はもうバス乗り場です。
とても分かりやすいです。
目の前はトロリーバス乗り場です。
161番バスFelin行きに乗り
「Majdanek」マイダネクで降りると目の前です。
★マイダネクは駅からそこまで遠くないので歩いていけなくもない距離ですが、
それでもバス停5つ分あります。
運動したい方は歩いていかれるのもいいと思いますが
マイダネク内も広くてかなり歩きます。
バスに乗っても乗り継ぎもなく簡単ですからバスがおすすめです。
★切符はバス・トロリーバス共通です。
中央駅出てすぐ建物沿いに券売機があります。
券売機の使い方はワルシャワのものとほぼ同じなのでこちらを参照にして下さい。
ルブリンは30分券が2.80zł3.20zl でありますのでこれが便利です。
または1日券13złもバスに乗る予定がたくさんある方にはおすすめです。
マイダネク←中央駅→旧市街
マイダネク⇔旧市街も30分かかりませんので、
何回バスに乗るかを計算して使う分だけ先に買って置くといいでしょう。
券売機もどこにでもあるわけではありません。
刻印しなければいつでも使えます♪(ただしルブリン内でだけです。)
(例)
中央駅→マイダネク→旧市街→中央駅
これだと3回乗るので30分券を3枚買っておきます。
券売機はカード払いも可能です。(※カード抜き取り忘れに注意!)
<ルブリン中央駅からマイダネクへの行き方>
(2019年4月現在)
161番バスでFelin行き
・Majdanek – pomnik 01(石碑少し手前)
・Majdanek01(入り口近く)
・・・・・
・終点Felin
停留所はどちらで降りてもさほどかわりません。
ちょうど2つの停留所の間に入り口がありますので
もし石碑の方をうっかり乗り過ごしても大丈夫です。
majdanek-pomnikを下りずに過ぎたところ。
ルブリンの座席は柄がかわいい。
バスに乗ったら刻印を忘れないように!
ルブリンもクラクフ同様、チケットはワルシャワのように吸い込まれないので
バス停から降りたらすぐ入り口もわかります。
バスからの車窓だけでも分かるとおり、
収容所以外は周りは何も無いのでとても分かりやすいです。
<中央駅への帰り方&旧市街への行き方>
帰りはマイダネクへ入ったところから出てきた場合、右手200m前方にバス停があります。
マイダネク収容所から出て先ほど来る時に下りたバス停が右手にありますね。
そしてその先の横断歩道を渡ると、バス停があります。
majdanek 02停留所です。
ここから中央駅に帰るときは161番に乗って下さい。
旧市街に行くときは156番トロリーバスで、
「brama krakowska(ブラマ・クラコフスカ)」まで
がおすすめです。(約17分の道のりです)
帰りのバス停の位置関係はこんな感じです。
写真中央あたりに来る時に下りたバス停の赤い停留所が見えます。
少し奥まっているので、一瞬分かりにくいかもしれませんが、
少し歩けばすぐです。
もしくは、反対側に歩いて石碑方面に行き、
少し歩いた反対側方向にもバス停があるので、
そちらから乗っても同じです。全部同じバスが通っています。
私たちはここから旧市街へ向かったので156番バスに乗りました。
車内には分かりやすい電光掲示板があり、グリーンが次に止まるところ、
過ぎたところは薄いグレーになっています。
文字は常に動いているので少し切れてしまっていますが、
10番目に書いてあるものが旧市街の入り口、
Brama krakowsska(クラクフ門)停留所です。
土日祝日はダイヤも違います。
またそんなに本数も多くないので、時間に追われている方は
しっかり調べてから行くことをおすすめします。
「jakdojade-Lublin」
https://lublin.jakdojade.pl/?locale=en
こちらのページから行きたいところの出発地点と目的地を地図上でクリックして選ぶと
行き方を教えてくれます。
時間も設定すれば何時何分のに乗ればいいかなど教えてくれますので是非ご活用下さい。