先日コンスタンチンというところへ行きました。
「今度の週末コンスタンチン行こう!」と友人ファミリーと話していたのを聞いていたけど、
(外国か!?南米か!?いやまさか笑)と名前だけで近いところだとは思えなかったのですが、
実際はワルシャワの隣町でした。
ワルシャワからビラヌフ宮殿の方へ行く道のその先です。
正式には「Konstancin-Jeziorna」コンスタンチン イェジオルナ という場所のようで、
ここはもともとはとても古い町だそうで、30年ほど前?は
USドルを持ってる人しか土地を買えない=物凄くお金持ち限定の場所だったそうです。
でも今はワルシャワセントラルが地価がやはり高いのでここは今のところ昔の栄光はなさそうですが、
歴史が深いらしく現地の人はとても愛着があるそうです。
少し話がそれますが手前にあるヴィラヌフ。
宮殿があるところですが、最近ここの土地開発がすごいのでヴィラヌフは
そのうちワルシャワよりも住みやすい場所になるだろうと思います。
というのも、今マンションがどんどん建っていてそれに伴い商業施設や公園も。(宮殿あるので公園は十分だと思うのですけど。)
緑が沢山で、商業施設なんかよりも緑を優先して考えるポーランド人にはとてもいい場所だと思います。
ワルシャワからビラヌフまではバス1本で行けますしね、大きな道もあるのでトラムは今のところ必要なさそうですが
もしかしたら10年後には出来てるのかもしれません。
さて、車を走らせついたコンスタンチン。
芝生は緑色になっていましたが木々はもう少しなところですね。
何故か私の住む場所よりもワルシャワのほうが木々も緑が多くかったです。
うちもこのコンスタンチンと距離的には変わらない場所なんですけど、大抵気温がワルシャワより1度低い。
平地でなにもないのに・・・いや何もないからか!笑
歩いていくと見えてきました。
これがここの名物なんです。
さて入り口から入ります。入り口と出口は同じです。
大人一人10zł(今だと約340円)の入場料。
さぁ入ってみると・・・?
なんだなんだ~!?この藁?のところは絶えず水が上から流れています。
これが名物!
これは何かというと水なんですが、塩分を含んだ水なんだそうです。
まわりの藁のところも上から水が絶えず流れていてこれも塩分がふくまれているそうなのですが、
曰く健康にいいんだそうです。
上の写真の場所は霧噴出機のようになっていて、ずっとプシューっと塩水が吹き出ています。
それを人々は深呼吸して体に取り込むんだそう。
確かにパクパクしてみたらほんのりしょっぱい。
そしてほんの少しエタノールの匂いがしたような…私の苦手な耳鼻科の臭いがしました。
誰も同意してくれなかったんですけどね、ちゃんと消毒してあるってことなのかなーと前向きに。
彼は一人で延々と、そして黙々と、ただ息をすることに集中して立っていました・・・笑
友達は子供にこれを吸わせるために、あえてこれの周りを走り回って息をするように
(走ってると自然と沢山空気吸いますよね!)していました。なるほど~!
茅葺屋根みたいですね、これは定期的に変えるんだろうけど大変そうだな~~。
お年寄りが多く座ってのんびりしていました。
なんだか湯治みたいだなと思いました。
乾燥したポーランドとして考えるならここは湿度があっていいなーと思ったんですがそれは別に関係ないようです。
正直な感想、ただ少し塩分を含んだものを吸うだけで健康になるなら、
海側の人は全員健康なんじゃないかと思って彼に聞いたんですがノーコメントでした。
塩分を含む水=海水が近いかなと思って海水で少し調べてみました。
「海水は電解液と呼ばれています。
海水の電解イオン溶液はマイナスイオンに帯電しているといわれています。
人間が疲れたり、身体に障害があるとき、マイナスイオンが必要になるといわれ、
疲れから体内に蓄積されたプラスイオンをマイナスイオンでイオン交換が必要になるといいます。
海水の中のイオンは人体の皮膚を通して体内に入るの?
実は、一定の時間を掛ければ浸透し、血液にまで達することが証明されているのです。
その為には、1~2時間海水に浸かる必要があるのです。
疲れを取り除き、体内に必要なミネラルが運び込まれるのです。
海水のイオンは体内に浸透して、細胞の内部にも貯蔵されるということです。
マイナスイオンは心身をリラックスさせますからストレスによる疲労と不眠改善に良いということです。
そして海の大気の中にはヨードをとても豊かに含んでいます。
この粒子極度に細かく気道を通じて肺胞の中にも浸透し、肺を奇麗にしてくれるそうです。
ですから海辺を散歩して大気浴を行うことは健康に良いといわれています。」
引用元「私の終の棲家は海辺の暮らし 自然と遊ぶ、海と遊ぶ」
http://grupkurashi.web.fc2.com/2-1umibenokurashi.html
だそうで、実際このコンスタンチンの水がどこからきてるのかも分からないので
海水と比べていいのかも微妙なのですが、水と塩は人間には必須なものだし、悪いことはないんだろうなー。
人々が霧を浴びている姿はお寺で煙を浴びる常香炉のようにも見えました笑
この公園の先にひっそりと小さなレストラン?BBQ所?食べるところは外しかないところで
ちょっと寒かったんですがスープやソーセージなどを食べました。
ここで彼らがかわいい瓶のビールを飲んでいたのでちょっと紹介。
まだ20年の会社なので伝統とはいえませんがポーランドでは定番のビールの一つだそうです。
私はお酒が一切飲めないので味は分からないのですが、普通のビールだそうです。
ポーランド来た時にはお土産に(ちょっと重いですけど)いかがでしょう^^
瓶好きな私にはこれは瓶だけ欲しい一品です。
気温が最高13度+風が吹いていて寒かったので長居は出来なかったのですが広い場所でした。
川も流れていて鴨や白鳥がいたり、リスもいました。
「リスーおりてきて~」
と追いかけに追いかけたリスが木の上へ逃げてしまって下から見上げる友達の子供。
はぁ~なんてかわいいの!
夏にまた来たいな~と思った場所でしたー♪
→コンスタンチンのHP(英語またはポーランド語)
「konstantin jeziorna」
http://www.konstancinjeziorna.pl/index.php?option=18&action=articles_show&art_id=62
追記:HP先に見てから書くべきだった・・・行き方とあの水についても書いてありました。
Where is it?
Konstancin-Jeziorna is a picturesque health resort situated about 20
km from Warsaw’s city centre. Visitors can easily get here by car –
heading south from Warsaw (road N° 724) or by bus: line 700 – from
Central Warsaw railway station, and line 710 – from „Wilanowska” bus
station. Both buses stop in Wilanów and Powsin.
Health Resort
Konstancin’s greatest treasure is its unique microclimate and thermal
brine that comes from deposits located 1700 m underground. There is
fresh, balsamic air provided by pinewoods surrounding the resort.
Konstancin is a garden town crossed by picturesque Jeziorka river, where
birds sing in the trees and squirels frolic in the parks.
あの水は1700m地下に貯蔵されてる(水脈みたいなものかな?)とこからきているんですって。