普段はかぎ針でドイリーを編んだりアクセサリー作ったりしているのですが、
ずっと気になっていたタティングをはじめました。
ドイリーの編み図載っている本にも大体タティングも一緒になっていて、
「なんだこれ?」と思っていたのですが今となっては
「編み図載っててよかった~!」と喜んでいるところです。
そもそもタティングとは?
タティングを知らない方にちょっとだけご説明。
タティング(Tatting)とは、タティングレースと普段呼ばれているもので、
歴史を見れば16世紀まで遡ります。
そんな古いものなのかと思うのも納得のとてもシンプルな技法です。
しかし出来上がりは綺麗!!
タティングは「編む」のではなく「結う」のです。
タティングレースはクロッシェと道具が違い、糸とシャトルと呼ばれる舟型の道具を使います。
作れるものは作る!という私はシャトルから作りました。
これがシャトルです。
作り方は簡単です。
空のボビンにあわせて厚紙を切ります。
この時どれくらいの長さがいいかはおそらく好みの問題だと思うので
画像参照にとりあえず切ってみてください。
大きい分には後から切って調節できますしね♪
結果私は手が小さいからか、もしくは自分の好みか分かりませんが
画像の真ん中の緑のものが一番やりやすいです。
本物(↓)使ったことないのでどれだけ使い心地が違うのか分かりませんが、
今のところはまだ超初心者なので間に合っていると言ったところなんでしょうか。
いろんなのあるんですね~ポーランドでは見たことないな~~~
私が作ったシャトルと本物との大きな違いは、先がとんがりがないところです。
そのとんがりは爪のようなもので糸をひっかけてくるもので必須なものなのですが、
私はかぎ針沢山持ってるのでなくてもいいやーと思って
今でもそのまま手作りシャトルでやっています。
が、しかし、やっぱり爪はあった方がかなり便利だなとやってくうちに気づきました。
いちいちかぎ針に持ち換えるのがとても面倒なのです^^;
先の細い爪のようなものは、厚紙じゃ力不足。
日本だったらすぐ買えるのになぁ。
タティングの模様の基本はペンを試し書きするようにぐるぐると書くような、
まさにあのぐるぐる。
そしてそのぐるぐるを応用して(最後つなぐだけですが)
最初に練習で作るのがおそらくこの花型↓
もしくはちょうちょを作るかもしれません。
例えばこれ↓なんて良く見ればどちらも要はちょうちょなんです。超ビギナー用なんです。
物凄く簡単ですがピコの大きさが違う&糸が違うので豪華に見えますよね!
youtubeで動画を検索しながら、なかなか最初は出来なかったのですが、
フェリシモさんの動画でやっとできるようになりました。
是非これを見て挑戦してみてください♪
*ちょうちょの作り方*
source:ring of tatters
どこから始めてもいいですが、
最初は目と羽の始まりの10目がいいでしょうか。
リングにして:10目、ピコ、1目、ピコ、1目、ピコ、7目、ピコ、3目
ひっくり返してリング:3目、つなぐ、4目、ピコ、7目
と、このように編み図見ながら作ります。
タティングのいいところは簡単なのにこれだけでも十分かわいいところ。
ちょっと目の数を変えたり、ピコット増やしたりなくしたり、
ピコットの大きさ変えるだけでも大分印象が変わります。
私は最初花が作りたかったのに、何処にも編み図が見つからなくて。
「なんで初歩のはずなのに無いの~!」と思っていたのですが、
今となってはあまりにも初歩過ぎ&目なんていくつでもいいということから
編み図なんてある必要がないことに気が付きました。
でもでも!!!
あっても良いと思うのです!!「適当にやって」って言われても
基礎もわかってないのに応用が出来るはずないと思うのです。
基礎が分かってて、そこでやっと「適当にやる」が出来るもんです。
これは仕事でもなんでもそうだと思うんですけどね。
ということでちょっと大きいのですが、私が最初に作った花の編み図を残しておきます^^
上の写真↑の左上のものがこれで出来ます。
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タティング編み図 |
1.5目+ピコ+5目
2.ひっくり返してリングにしたいのでシャトルの糸だけを使って3目,ピコ,3,ピコ,3,ピコ,3目
3.ぎゅっとしぼってリングにし、元に戻して再び5,ピコ,5目
4.ひっくり返して同じようにシャトルの糸だけでリングを作って3目、
前のピコにつなぐ、3ピコ3ピコ・・・繰り返しです。
「なんだ、そういうことか!」と分かってくると思います。
これは、5目と(あそこはブリッジというそうです)、3目だけでやりましたが、
これを、ブリッジ4目、リングを2目にしたのが、上の写真の右のものです。
なので微妙に小さいのです。下のものは忘れてしまいました・・!
これを沢山作って、それだけでもオーナメントとして可愛いと思いますし、
細い糸でやればピアスのパーツにもなります♪(細いのはまだ難しくて上手くできません・・・)
ちなみにこの糸はかぎ針で言うと1.25mmのを使う(1.5mmでもいいかな)
くらいの太めのやつなので作りやすく、仕上がりもしっかりしています。
こんな目が綺麗に揃うまでにはまだまだ時間がかかると思うのですが
いつかこんなの作りたいな~と試行錯誤しながら自己流で頑張っています。
アトリエ(http://atelier.woman.excite.co.jp/) には沢山のものづくりレシピがあるので
タティングに限らず「これで何か出来ないかなぁ~」なんて時には検索してみると楽しいですよ♪
タティングは結ってるだけなので正直柄はワンパターンでクロッシェと
違いそんなに代わり映えしないのですが、その代わりクロッシェじゃ作れない小さくて
繊細なものが出来るんです。
そして何よりも目がつまるので小さいのに簡単でしかも綺麗!!
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クロッシェだと小さいのだとくさり編みが目立ってしまってどうも綺麗に見えないのですが
タティングならこのとおり!グラデーションの糸でもこんなにかわいい!(これ作りたい!!)
イースターにはこんなのもありですね。
さらにビーズを通すともう立派なアクセサリーです!
なんてかわいいんでしょう!!
画像検索して見始めると、どれも可愛くてもう止まりません~!
youtubeにもタティングレースのはじめ方動画沢山あるので見比べて
自分にあった分かりやすいのを見つけてください。
かぎ針に慣れている人はもしかしたら私と同じトラップにひっかかるかもしれません・・・
大事なのは「左手の糸は一度緩める!」です。
クロッシェのようにずっと張っていてはだめなのです。
そして不安だったら「糸が動くかどうか確かめる!」
もう何度「え?糸なんて動かないけど!?動くもんなの!?」とyoutubeを何度見たことか・・・
ということで、コツをつかめばあとは簡単!
シャトルと糸さえあればどこでも出来る
(むしろ物によっては糸を巻いたシャトルだけでモチーフが出来る!)
面白いタティング。興味のある方は是非チャレンジしてみてください~♪
また作ったらそのうちUPしますー♪
★タッティング編み図(初心者・中級者)集めました★