さて次はいよいよシフィドニツァの平和教会を目指します。
聖スタニスラウス大聖堂の前の坂を下っていって黄色い建物が目に付きました。
この建物も歴史的な建物だそうで、戦争中、この建物が(この建物があるところが?)町の
城壁のはじっこで、このちょっと先を通る道、(Ul.Maja5月1日通りという名前なんですが)
沿いはずっと壁だったそうです。
そして「APTEKA」 と書いてある1階部分、APTEKAはポーランド語で薬局のことなんですが、
この薬局はなんと1882年5月6日から続いているというポーランド最古の薬局なんだそうです。
別名„Grundhof”、または„Pod Bykami(雄牛の下)”という名前の薬局。
前者は、昔の言葉で今の言葉に訳せないそうですが、後者は見たとおり。
実物大の雄牛が壁にうまっているのですが、これはずーっとずーっと昔ここは森で、
この建物は薬局の前はフォレスターの家だったからだとか。
余談ですがポーランドに来て初めて「フォレスター」が職業だと知りました。
車の名前としか思っていませんでした^^;
とことこと歩いていきます。
この十字路の横のほうが先ほどのul.1 Maja 5月1日通り。城壁がずっとあったところ。
古い建物が並びます。
この建物は1887年。120年もの!レンガ造りが多いです。
これはカバーかかってないのでレンガ丸見えですが実際今の普通の家もレンガで建っていて、
その上から漆喰?のようなもので塗り固めてレンガを見えなくしている&補強しています。
ほんとにポーランドの建物はレンガなんですね。
歩いていたら、いきなり出てきた不自然な入り口!笑
ここがシフィドニツァの平和教会の入り口なんです!
入ってすぐのところ、窓の扉に日本語も書いてありました。
警備員の家
広場の一番小さい家をご覧下さい。
警備員の家は警備員だけの住まいではありませんでした。
17世紀は、あの家に、ベンジャミン・シモークという、平和教会で最も有名な牧師で、
現在でも歌われている1200ものプロテスタント聖歌を作曲した人物も住んでいました。
日本語があることにびっくりですが、
ちょっとつたない日本語なのが頑張って書いてくれたんだなと思えますね。
どこからこの訳をもってきたんだろう・・・・・・ちょっと惜しいな~笑
シフィドニツァの平和教会、
ポーランド語では「Kościół Pokoju」 コシチウ ポコユ といいます。
コシチウは教会のことです。ポコユは部屋です。
中に入って納得の緑。
てっきり森の中にあると思っていたので、こんな街中にあると思ってなかったんですが、
ここだけ沢山の木に囲まれていました。
見た目がドイツ風ですね。
敷地内の芝生の上で、デッサン?グループが座って何かを楽しんでいました。
ここまでは誰でも入って来れます。
見えてきました!
おぉこれだこれだ~!!
こちらが平和教会の案内板。
<OPEN>
月ー土曜日 9:00-18:00
日曜日、祝日11:30-18:00
<料金>
大人10zl
子供 5zl
写真を撮りたい人は+10zlです。
さらにビデオ用もあった気がしますが忘れてしまいました。
チケットをもらって、その時に「Japanese?」と聞かれ、「tak」と答え(yesでも通じますけどつい。)
すると日本語が書かれたファイルを渡されました。
中にはこの教会の説明が書いてありました。
中に入ってすぐ館内放送のような感じでポーランド語の放送が始まりました。
しばらく座って他の人たちと一緒に聞いていました。
そのポーランド語の訳が渡されたファイルで、
内容はこの建物のひとつひとつのことを説明してくれていました。
「祭壇をご覧下さい。」「こちらの天井に描かれているこの絵は・・・」と
丁寧に全体を説明してくれます。私はファイルを見ながらになってしまいますがよく分かりました。
教会というより、席が沢山しきつめられているせいかオペラ座のようななんだか雰囲気が違います。
こんな豪華に見えても「建設期間は1年以内、石やレンガを使ってはいけない、
という命令の下で建てられたため木造かつ釘を一切使っていない」そうです。
詳しくは覚えてないのですが、
戦争中ポーランドとドイツは敵同士。
しかし、プロテスタントとして同じ宗教をもっていたこの辺りの人々の為に
特別に祈りの場を設けようと作られたそうで、ただ時間はやらない・贅沢もだめだってことで
限られた中それでも教会を建てられたのはすごいですよね。
今のこの豪華なのはあとからあとから付け足されたので(確かそうだった気がする)、
最初からこんな豪華だったわけじゃないそうですがでもすごいですね。
そんな広くないんですが、パイプオルガンも二つあって、ひとつはこの大きいのと
小さい方のがありました。これも何か理由があったんですが忘れてしまいました><
天井の絵も4種類にわかれていてそれぞれキリストのなんだかを表しているんですが私には
あんまり理解できないのでスルーしてしまいました^^;
宗教画はどちらかというと好きなのですが、
イエスだけは好きじゃないのでこの周りの天使たちだけで十分です!
それではしばし写真をご覧下さい♪
絨毯も敷いてあってシーンと静まり返った教会内はとても居心地のいいところでした。
ずっと座っていられそうなところです。
世界遺産も納得!
大聖堂が良かったですがここも良かったです。来て良かった~!!!
チケット販売のおじさんも気さくないい人でした♪
外も気持ちがいいです。
古いお墓も!
ということでポーランドの世界遺産の一つ!是非行ってみてください~!!!
1ヴロツワフから世界遺産のあるŚwidnicaシフィドニツァへの行き方(バス)
シフィドニツァ旅行2<聖スタニスラウス大聖堂へ>
シフィドニツァ旅行3<シフィドニツァの平和教会>
シフィドニツァ旅行4<フリーメイソン!?>